淡いかけら探して

第1話 蘭編〜〜希望〜〜。





 大切な人を亡くしても、私は何も変わらなかった。だって、私が変わる事を、彼は望まないから。
 ショックじゃないなんて言ったら、そんなの大ウソよ。本当は、心が壊れてしまいそう。それでも、ちゃんと前を見なきゃ。
 悔やみながらでも、苦しみながらでも、今生きている事を大切にしていくの。
 そうすれば、きっとまたいつか笑顔で再会出来るから。


 そんな私だって、最初は現実なんて到底受け入れられなかったけど――。

 新一が死んだ――信じたくない報せを聞いたのは、いつも通り学校から帰った時だった。
 家には、何故か傷だらけになった服部君が居て、家に居た服部君が、私にそれを伝えた。

 コナン君が居なくなったのは、その時から、つい二週間前の事。
 本当のお父さんとお母さんの所に帰る事になったからって、無邪気に笑いながら、私に「バイバイ」と手を振った。
 寂しかったけど、それが自然な事なのだと笑顔で手を振り返した。もしかしたら、新一が帰ってくるんじゃないか、なーんて、馬鹿な期待もしちゃったりして。

 コナン君が新一だって事、昔から薄々気付いていた事だった。何度追求しても、最後には納得させられちゃってたけど。
 いつか、自分から言ってくれるのを待つしかないと思っていた。そんな時にコナン君と笑顔でお別れしたら、少しは期待しちゃうでしょ?

 結局、新一は帰って来てくれなかったけど。


 服部君にほんの少しの伝言を残して、もう二度と会えない人になっちゃったから――。

「姉ちゃん、工藤はな……最後に俺に姉ちゃんへの伝言を頼んだんや」

 服部君は、自分もボロボロな身体で、それでも真っ先に私の所に来てくれた。
 色々説明してくれた。新一=コナン君という事、黒の組織の事も、哀ちゃんの事も、薬の事も、全て。
 新一が、こんな事になった経緯の全てを、細かく説明してくれた。
 実際は、新一が死んだ事実が受け入れられなくて、全部頭を真っ白にして聞いてたの。後で何度も自分の中で反復させて、ちゃんと理解したのは、随分後の事。
 暗い顔で呆然とそれを聞いてた私に、伝える服部君もすごく辛そうに眉間を寄せてた。

 静かな口調で、少しずつゆっくりと説明してくれた。新一が、最後に私に残した言葉も。

「あいつな、こう言ってたで。
『約束守れなくてごめんな。今までずっとありがとう。……俺の事は、忘れてもいいから幸せになれよ』」

 聞いていて、自然と零れた涙は、後から後から頬を伝って、止まろうとしてくれない。
 服部君は、何かを考え込んだ後、止めていた言葉を再び続けた。

「『俺も、お前の事が好きだったぜ……』やて。
聞いた事もないような柔らかい声で、言いよったんやで? あのアホ……それ伝える俺の立場になってみぃ」

 私の事が好きだった――それが、新一の最後の言葉? そんな言葉残した癖に、どうして忘れてもいいなんて言うのよ!
 忘れられるわけないじゃない。あなたなしの幸せなんて、私には有り得ないんだから。
 ずっと望んでた念願の両想いが、こんな形で叶うなんてありえないって、そう思ったわ。

「ほんとに、大馬鹿よ」

 滲んだ涙が、私の視界を支配した。服部君の顔も、ゆらゆら歪んで見えた。



 新一は……覚えてないの? 子共の頃の事。
 私は、新一と離れるなんて想像できなかった。恋人同士でも幼馴染でも、いつだって私の隣には新一が居てくれると思ったんだよ。
 会えなくなってた時でさえ、受話器越しに、コナン君越しに、新一を隣に感じてたのに。
 新一が、永遠に消えてしまう事なんて、こんな日が来るなんて考えもしなかったよ。

「新一の…………新一はどこ?」

『新一の遺体』なんて、言えなかった。咄嗟にそんな尋ね方をした私の気持ちが伝わったのかも。服部君が悲しげに微笑んだ。

「結局、見つからんかった。爆発したアジトの中で……吹っ飛んでしもたみたいやな」

 思わず、ぎゅっと目を閉じる。想像なんかしたくないのに頭に流れてくる、新一の最期。
 戸惑いがちな手が、励ますようにぽんぽんと、頭上に乗ってきた。服部君だって、親友を亡くした事に変わりはないのに……それでもしっかりその状況を伝えてくれている。

 私だって、しっかりしたいのに。いつまでも新一が死んだ事で暗くなってるのは、きっとあいつは望まないから。
 現実を、直視しなきゃ……前に進まないといけないの…………



 ――でも、今は少しだけ、


 あなたが居なくなってしまった悲しみに打ちのめされてもいいよね?


 私はそのまま寝室に向かい、ベッドに倒れこんで大泣きした。





「はじめまして。おれ、工藤新一」

 にっこりと笑ったまだ小さな子供が、ふよふよの小さい手を目の前に突き出した。
 向かい合う同い年くらいの少女も、なんのためらいもなくその手を握り返した。

「わたしは、らん。毛利蘭だよ」

 お互いに「よろしくね」と言いながらにこにこと握手を交わしている。

「らんは将来なにになるの?」
「んっとね……まだわかんない」

 蘭がそう言うと、新一はにっと不敵な笑みを浮かべた。

「ふぅん、おれは『たんてい』になるんだ」
「たんてい?」

 彼は頷く。

「そう!『たんてい』だよ。いつか『たんてい』になって悪いやつを『すいり』でおいつめてつかまえるんだ」

 その時、彼が『探偵』と言う職業をはっきりと理解していたかは定かではないが、その頃から既に探偵になるつもりでいたのだ。

「じゃあ、わたし『たんてい』のおよめさんになる!」
「えっ?」

 少女が笑顔で言ったその爆弾発言に、少年は一瞬目を丸くして固まっていた。そして、ほんのりと頬を赤く染めながらも、少年は彼女に言ったんだ。

「そしたら、らんの事はおれがぜったいに守ってあげる」
「ほんとう!?」

 瞳を輝かせた彼女に、彼は顔いっぱいの笑顔を向けている。

「じゃあずっとずっと一緒にいて、らんのこと守ってね」
「うん、やくそくだ」

 差し出された小さな小指を、彼女のやはり小さな小指に絡めて、二人で大きな声で言った。

「ゆびきりげんまん、『うそ』ついたら針千本の〜ます! ゆびきった!」





 はっと目を覚ますと、そこは自分の部屋だった。
 そうだ、さっき服部君に新一の事聞かされて……ベッドで泣いたまま寝ちゃったんだ。
 こんな時に、新一と初めて会った時の――あんな昔の夢見るなんて。

 ……指切り、したじゃない。ずっとずっと一緒に居て、私のこと守ってくれるって約束してたじゃない。なのに、どうして……どうして死んじゃったの?
 ねぇ、新一。これから私は一生、どうやって生きていけばいいの?


 ぐるぐると頭の中を巡る疑問符に答えを見つける事も出来ないまま、部屋を出て、階段を下りた。
 事務所には何故かお母さんが居て、さっきまで居たはずの服部君は、どこにもいなかった。泣きはらした目を見られる気まずさを感じながら、室内を見回した。

「服部君は?」

 私が尋ねると、お母さんは僅かに悲しそうな顔で微笑む。

「彼ならもう、新一君の家に行ってしまっているわよ」
「新一の、家に?」

 私は首を傾げた。お母さんは暗い顔で私に言った。

「色々手伝いがあるからって。葬儀にはまだ時間があるから、部屋に篭ったあなたはしばらくそっとしといてあげて欲しいって私に頼んで、ね。 私も準備に行こうと思ったけど、あなたの事が心配だったから」

 葬儀って言葉が、重くのしかかる。
 夢なんかじゃない。分かってる事だった筈だけど、改めて実感されられる。

 本当に、新一はもう居ないんだって。

「蘭……大丈夫?」

 お母さんが心配そうな顔で私を覗き込んだ。
 大丈夫で居られるわけないじゃない。けど……

「大丈夫よ、お母さん。私たちも早く行かなきゃね」

 笑って答えた。表情がこわばってたかも知れないけど、心配かけたくないから。

 辛いのは、みんな一緒だよね。
 お母さんだって、お父さんだって、新一の事ちっちゃい時から知ってるんだから、多分息子のような存在だったと思う。
 私にとっての新一が、一番大好きな人のようで、兄や弟のような存在でもあったのと同じように。

 喪服に着替えて、私達は出かけた。
 何かあった時に必要だろうってお母さんが用意してくれてた黒い服を、まさかこんなに早く、新一の為に着る事になるなんてね。


 死んじゃうなんて、いくらなんでもまだ早すぎるでしょ? 私達、まだ十七よ。まだこれから沢山色んな未来があった筈じゃない。
 私の前に帰って来て、あなたの口で、服部君に言伝を頼んだ言葉を、直接言ってよ。
 せめて、あなたの体にすがり付いて泣かせてくれてもいいじゃない。

 服部君はあの時、新一の……新一の遺体は見つからなかったって言った。
 そんなのズルイよ。実際に死んでしまったあなたを見ないと、私はいつまでも現実を見る事が出来ないじゃない。
 もしかしたら、どこかに生きてるんじゃないかって、そんなありえない淡い期待に縋っちゃうじゃない。
 死んじゃうならもっと、現実をつきつけて、絶望させて。いっそ何も分からなくなる位、壊してくれればいいのに。

 新一の家には、既に仏壇が飾られていた。楽しそうな顔で笑ってる新一の写真が、真ん中に大きく飾られてる。
 目頭が熱くなるのと一緒に、また視界がかすんだ。さっきみたいに大粒の涙が溢れて、止まらない。

「……蘭ちゃん」

 歩み寄ってきた和葉ちゃんが、私をそっと抱きしめた。
 和葉ちゃんの体は小刻みに震えてて、気になって、その顔を横目でちら見する。
 驚いた。和葉ちゃんの目から零れてる涙が、私の肩を濡らしてる。私を抱きしめながら、泣いてたんだ。

「蘭ちゃん……っ! アタシ、何も言ってあげられへんのやけど……アタシも、もし平次が工藤君と同じ目にあった時の事考えたら……蘭ちゃんの気持ち、ちょっとは、」

 そこで、和葉ちゃんは言葉に詰まった。言いたい事は、分かってるよ。  一緒に泣いてくれる人がいる。それだけの事で、私の気持ちは少し楽になった。
 そっと、和葉ちゃんの体から離れる。

「ありがとう、和葉ちゃんが居てくれてよかった」

 一人だったら、私新一の後追ってもおかしくないもん。
 和葉ちゃんは私を見つめて、悲しげに微笑んでいる。

「工藤君は、蘭ちゃんの幸せだけを望んでるんやて平次言うとったよ。アタシもそうやと思う」
「うん」
「だから、工藤君の分も生きて……幸せにならなアカンよ?」
「……うん、ありがとう和葉ちゃん」

 一緒に泣いてくれる友達がいる私は、多分幸せだよ。一緒に悲しんでくれる人がいるから、頑張っていこうって思う事が出来る。
 葬儀の間も、葬儀が終わってからも、皆私の事を心配していたみたいだった。口ぐちにかけられる声が、優しすぎてもっと泣けてくる。

 葬儀が終わって一人になった時、ぼんやり新一の写真を眺めていた私の元に、哀ちゃんがやってきた。
 腕に包帯を巻いて、松葉杖をついて、体中痛々しい姿で私をじっと見つめてくる。

「どうしたの?」

 聞くと、彼女は唇をかみしめた。

「私の正体……、大阪の彼から聞いてるんでしょ?」
「ええ」

 頷いたら、哀ちゃんは悲しそうな瞳で俯いた。どんな気持ちだかわからない。本当は、知られたくない事だっただろうな。
 服部君は本名まで知らなかったみたいだけど、哀ちゃんは本当は十八歳で、新一と同じ薬を飲んで子供の姿になっちゃった、組織の一員で薬の開発者。
 お姉さんが組織に殺されて、組織を裏切って来て新一(コナン君)がずっと必死で守っていた女の子だって言ってた。
 私、どうやって接したらいいの? こんな、新一の仏壇を目の前にして――

「ごめんなさい」

 張りつめた声で、突然頭を下げた哀ちゃんに、少しだけ困惑した。
 哀ちゃんは頭を上げようとしないで、その姿勢のまま固まってる。
「……どうして、謝るの?」

 尋ねると、小さな体がこわばった。

「分かってるでしょ? 彼がこんな事になったのは、全て私のせいだからよ。私があんな薬を開発してなかったら、彼は体を縮められる事はなかったの……私さえ居なければ、彼は私を守る事もなかったわ」
「哀ちゃん……」

 とても辛そうな声で、ぽつりぽつりとそう言っている彼女を、私はじっと見つめた。
 その小さい肩が、僅かに震えている。

 ……もしかして、泣いてるの?

「これも彼から聞いたでしょうけど、工藤君は、ずっとあなたの事想ってたのよ。さっさと正体明かしてしまいたかったでしょうね。でも、私がそれをさせなかったわ。 あなたから彼を奪ったのは、私なのよ。どんなに謝っても許される事じゃないって、ちゃんと分かってる。あなたにも彼にも、恨まれて当然だわ」

 弱弱しく震えた声――やっぱり、泣いてるんだ。

 服部君から全部聞いてる。哀ちゃん自身の事も、新一の死と哀ちゃんがどう関わっているのかも。
 中途半端にしか知らなかったら、もしかしたら私も哀ちゃんを憎んでしまったかも知れない。でもね、震える彼女の気持ちが、ほんの少しだけ分かっちゃった。

「……違うよ、哀ちゃん」

 小さく告げると、肩がびくりと揺れて、哀ちゃんは私を見上げた。頬に、涙が伝ってる――やっぱり泣いてたんだ。
 困惑した瞳で、私を見つめ上げる哀ちゃんに、一呼吸おいてからゆっくり口を開けた。。

「確かに、昔あなたが作った薬で新一が小さくなって、私も寂しい思いをしたよ。でも私、思うんだ――じゃあ薬がなかったら新一はどうなってたんだろうって」
「……え?」
「悪い人に後ろから殴られて動けなくなった後、普通ならその時確実に殺されていたと思うの。あなたの薬があったから、新一はあの時奇跡的に生還できたんじゃないのかな?」

 そうだよね? 新一だったら、哀ちゃんになんて言ってあげられたのかな。
 分からないけど、もしも新一だったらきっと――

「感謝、してると思うよ。服部君に聞いたの。
『灰原はクールなフリしてても、本当は優しい奴だ』『あの薬のおかげで、生きてこれたし…色んな事を知ることも出来た』って新一が言ってたんだって」
「……でも、あなたは……」

 見上げてくる、どこか怯えた表情に、ふっと微笑みを返した。

「私も一緒だよ。新一と入れ違いにコナン君がいつも一緒に居てくれて、私を励ましてくれてたから。コナン君の事だって、全部知った今でも、大好きだから」
「仮初の存在なのに?」
「そうは思えないよ。コナン君と居る時は、新一と違う時間があったから。好きって伝えられたのも、もし新一がそのまま殺されちゃってたら、得られなかった幸せだから」

 だから、哀ちゃんの事怨むなんて絶対あり得ないよ。なにより、新一が哀ちゃんの事を大切に思ってた。
 服部君から聞いた最期の新一は、哀ちゃんの事を恨んだ最期じゃない。哀ちゃんには生きて幸せになってもらいたかったと思うの。
 最期に服部君に伝言してまで、私に幸せになれって言ったみたいに。

「私は、工藤君にごめんなさいって言いたかったのよ。ありがとうも伝えたかった。でも結局、最後まで素直になれないままだったわ」

 そう言って再び涙を流す哀ちゃんに、つい数時間前の私を重ねた。

 ねえ、新一。ごめんなさいもありがとうも、別に望んでないでしょ?
 ただ、哀ちゃんにも私にも、今までの分も強く生きて、幸せになって欲しい――それだけなんだよね?
 私には、気持ちを理解して、悲しみを受け止めてくれる人が沢山いた。だから、哀ちゃんには私が、私の勝手な考えを言うよ。

「哀ちゃん……今の気持ちに水差しちゃうかもしれないけど」
「え?」

 目を大きく見開いた彼女の背丈に合わせてしゃがむ。

「本当はね、私まだ新一が死んだって信じられないの。遺体が見つからないなら、まだどこかで生きているかも知れない。もしかしたら、また会えるかも知れないでしょ?」
「……あの状況で、生きてられるわけ――」
「それでもいいの。それでも、可能性があるなら捨てられないよ。淡い希望だけど――あなたは、今の状況で簡単に死を受け入れられる?」

 新一に生きてて欲しい気持ちと、伝えたい言葉がこんなに溢れてくる。でも、新一の遺体なんてどこにもない。だったら、淡い希望に縋るのも悪くはないんじゃない?
 例えそれが、ありえない希望だったとしても、いつかは現実を突きつけられたとしても、その時は全て納得した時だから。

 だから、あなたも一緒に――

 見上げてくる瞳から、揺らめきが消えた。同時に、哀ちゃんの口元に緩やかな笑みが浮かんでる。

「ふっ……そうね。私もその薄い希望に縋ってみようかしら。それでもダメなら、あの世で彼に会って言えばいいだけの事だもの。まぁ、彼と同じ所に行けないかもしれないけどね」

 さっきよりも生き生きした口調が返ってきて、私もまた笑顔で返した。


 あなたの死を聞かされても、私は何も変わらない。今までも、これからもずっとあなたの帰りを信じて待っているだけだから。
 とても悲しい出来事だって、ほんの僅かな淡い期待を握りしめて生きていくよ。
 新一は、どこかで生きてる――だからそう信じて、今を大切に明るく生きてく。
 そうすれば、きっとまたいつか会える時、それが例えあの世でもこの世でも、笑顔で再会する事が出来るから。


 ねぇ、コナン君だった時、きっと沢山心配かけたよね? あなたがいない悲しみに、何度も挫けた所見せちゃったから。
 でも、私は大丈夫だよ。一緒に悲しみを分かち合える仲間がいて、辛い時一緒に泣いてくれる友達もいるの。
 一緒に、あなたを待ちつづけてくれる人もいる。だから、絶対にあなたがいない悲しみに負けたりしないから。



 私はあなたがいなくても、強く生きるよ。



 そうすれば、きっとまたいつか……笑顔で再会出来るから。












〜第1話 蘭編…完  第2話へ続く。〜









作者あとがき<(_ _)>

こんなダークな出だしですみません!
ただこれは続きもの。あくまで連載小説の出だし――第一話なので、是非第二話以降も見て下さいv
最後まで見てれば、きっと明るくなる筈だから。
では、次回もどうかよろしくお願いしますーv


では、トークタイム!!


新一「おい朧、俺を殺すなよ!!」
蘭「新一ぃ……どうして死んじゃったの!!?」
朧「……だ、だからそれは最後まで………………」
新一「ふざけんなー(怒)!!!」
蘭「新一〜〜〜〜〜〜〜(泣)!!!!」
朧「えっと、何かヤバめなので逃げますっ!!(逃亡)」
平次「朧は逃げてしもたけど、次回も見てくれや!!♪♪」
新一&蘭「「え?(…なんでここに?)」」

H22.05.31 改稿