イタリアの、ボンゴレファミリーというマフィアから、凄腕の殺し屋を仲間に引き入れる交渉をするか否か、言わば試験的なペアだった。
 ジンが話に聞いていた、そのヒットマンの名前は、リボーン。なんでも、よくはわからないが、アルコバレーノとか言う赤ん坊の見た目をした最強の七人のうちの一人、という事だ。
 約束より少しはやめに着いたジンが、待たされる事十分程度。彼は、時間きっかりにそこへやってきた。

「ちゃおっス!」

 現れた黒服の赤ん坊は、明るい声で片手を挙げた。それを見た瞬間に、ジンは顔をしかめ、ゆがめたまま固まった。
 数秒の後、ジンはくるりと赤ん坊に背を向け、他人のふりをするわかりやすい態度で、帽子を深く被り直し、赤ん坊のいる場所とは正反対の場所へ早足で歩き始めた。

「あんな奴は知らん……断じて、我々の仲間ではない筈だ……」

 タバコをくわえたまま、ぶつぶつ小さな呟きが、幾度も口からこぼれる。
 おしゃぶりやら、その赤子にしか見えない外見やら、それらは予め話しに聞いていたから、いいとする。

 問題は、その顔に張り付いている無数の…………




      蟲――。



***



うぉっ! なんかコラボしちゃった(笑)
虫って言うと、なんだかこのリボーンしか思い浮かばなくて(^_^;
というわけで、ジンの兄貴と『家庭教師ヒットマンREBORN』より、リボーン。
通じる人が多いと嬉しいなーなんて思ってたりして。
なんか、蟲って言うと、正式な虫との違いはわからないのですが、例えばナウシカに出てくるような、オウムみたいのとか、そういう昆虫とは違うものを想像します。
でも、オウムとコナンは関連付けようがない気がしたので^^;
ヒットマン同士、よろしいんじゃないのかなと(^^;)

いや、虫を体中につけたあの姿でいられたら、とりあえず他人のフリしたくありません?(笑)


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