あの日からずっと……7話番外。


守りたい……どんなに傷ついても、どんなに苦しくても。
だって、なあそうだろ?
こいつは、幸せになる権利があるじゃねえか。
今までずっと…こんな組織の中で育ってきて……
こんな、八歳のガキが人を殺すためだけに生きてるような組織で育ってきて……
両親を物心つく前に亡くして……
たった一人の肉親だった筈の姉さんまで組織に殺されて。

俺は、こいつの姉さんを助けてやれなかったんだ。
俺には、こいつを守る義務があるだろ……
苦しくても、痛くて仕方なくても……
例え、体が動かなくても。

絶対、何があっても、助ける義務があるだろ。
こいつが転校してから、今までの間……
ずっと、大事なものを共有しあってきた。
最初やな奴だと思っていたこいつは……けど本当は優しい奴で。
素直じゃねえけど……いつだって周りの事を気遣って。
いつの間にか……大切な仲間になってたんだ。
何があっても守りたい……大切な仲間になってたんだ。

ドォン!!

銃声が響く。
もう殆ど動かない体に鞭をうって…
気力をふり絞って出した右手に、また一つ傷が出来た。

「工藤君!!」

聞こえる叫びは、とても痛いもの。

「……だ、大丈夫だから、心配…すんな」

声を出すと、傷口が痛む。
それでも………

「工藤君、止めて!!もう、庇わないで!!!これ以上、私のために血を流さないで!!」

泣きながら訴えてくる灰原。
なんとか、気休めでも……安心させてやりたいと思った。
気がつけば、口元に笑みを作っていた。

「……言っただろ……やばくなったら、俺が…なんとかしてやっから、心配すんなって。
おめーは、俺を信じてろ。それに急所は、全部外してっから。そんな心配すんな……」

何としても……こいつを守って、脱出してみせる。
絶対に……!!!

〜完〜


とか、こんなシーンが七話の中間地点の空白の時間にあったとかなかったとか…
マティーニの言うところでの『ゲーム』開始から大体二〜三時間くらいの頃かなぁ…
人ばっかり頼りにしててもしょうがないので…
絵板くらいの小さい絵なら早く描けるから、挿絵描いてみたのです。
そうなのよ、これ本当は絵日記に投稿するはずだったものなのよ。
でも、悲しいかな……投稿に5時間半も粘っちゃった(涙)
夜に描き始めて…途中でご飯食べに言って、3〜4時間くらいかなぁ?で、戻ってきて… 夜中の十二時からまた描いて、1時に終わって…
だから、6時だよっ!!現在午前6時15分!!!
も〜やだ!!(涙)

あはは〜…血まみれ(滝汗っ)
こんな所にこの絵持ってきていいものか(ーー;
ちょっとコナンぼろぼろにしすぎたかなぁ…とか反省もしましたけど(苦笑)

あぁっと、眼鏡またも忘れたっ!!(汗) ま、まぁ……既に眼鏡はマティーニとの争い(?)の中で取れてしまったと思って下さい。
最近小説の更新が滞ってて…悪いなぁと感じたので、小話つき挿絵を。







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