「きゃ!」
後ろで盛大にこけた蘭の小さな叫びが、雪に交じって耳に届く。
慌てて「大丈夫か?」と駆け寄ってみると、雪まみれになった彼女は腰をさすっている。
「何やってんだよ、ばーろ」
呆れ眼で見下ろすと、彼女はぷっと頬を膨らませ、涙を滲ませた上目遣いで新一を見上げる。
「だってしんいち、どんどん先に行っちゃうんだもん。わたしまだ初めてなのに」
「……しゃーねーなぁ。ほら、つかまれよ!」
「うん」
***
今即興で作った小噺w当初は、まったく違った意味を込めて描いてたと思う。 ちなみに手に持ってるのはスノボだよん♪
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