平次は退屈そうに積まれた年賀を一枚一枚眺めながら、ふと横へ目をやった。そこで、とても幸せそうな様子で虎と戯れる姿を目に映し、眉をひそめる。 「工藤、オレにも少しは触らせてくれへんかー?」 「ダメだ」 即答され、幾分むっとするものの、あの工藤新一が破顔して虎と戯れる姿は非常にかわいくも映る。 和む思いを感じながらも、平次は今度こそと笑顔を作り、新一の肩に手を置いた。 「なぁ、工藤!! つれない事言わんと。ちょっとくらいええやんけ!」 「絶……っ対、ダメだ!!」 頬を赤らめ、虎を先ほどよりきつく抱きしめた新一に、平次はひとつ、ため息をついた。 *** 某お方に送った新一+平次な年賀デス♪ |