「がうっ」
「ぎゃーう!」
楽しそうに絡みついてくる虎に、つい顔がほころんだ。
「がうっ」
「もう、わかったわよ。ほら、毬好きでしょ? 今遊んであげるから、待ってなさい」
手にした毬をさぁどう使って遊ぼうか考えながら、急かす虎にやさしく告げた。
***
某お方に送った哀虎年賀です♪