「なぁ、おい灰原!」
「何? 今忙しいんだけど」
「ぺろぺろ舐められてるだけじゃねーか、いいからちょっと!」
「うるさいわね」

 うざったそうに答えた彼女は、一向に振り向くしぐさも見せずに虎と戯れている。
 そもそも、何故そんなにこの獰猛な動物を手なずけているのかがわからない。

「なんや工藤。お子様同士仲えぇなぁ」

 こちらの気も知らずに、何故か頭を撫でてくる後ろの関西弁色黒男の事は、全力で無視しよう。
 それよりも何よりも、指が痛い。

「おい、この虎やるっつってんだよ、灰原!」


***
某お方に送った平次+コナン+哀年賀状デス♪